(引用:さんさんクラブゴールドカード)
山陰中央新報(山陰中央新報社)といえば、山陰在住の誰もが知る新聞社というイメージが大きい。しかし、意外にも山陰信販を発行元として、クレジットカードも作っていた。
それが「さんさんクラブゴールドカード」である。
今回はこれについて考察するが、深掘りすればするほど、これカードのスペックの凄さに驚かされる。
今回はその驚きを説明していく。
目次
その①:さんさんクラブゴールドカードの基本スペック
さんさんクラブゴールドカードの基本スペックは以下の通り。
国際ブランド | JCB |
年会費 | 初年度無料、2年目以降3,300円(条件達成で無料) |
ポイント還元 | 1%(キャッシュバック) |
ETCカード | 無料 |
ショッピング保険 | なし |
海外旅行保険 | あり |
国内旅行保険 | あり |
特典・特徴 | 空港ラウンジサービス、さんさんクラブ優待特典、会員限定割引 |
ざっとこんな感じ。
その②:さんさんクラブゴールドカードの機能やサービスの詳細
では、実際にスペック紹介で説明しきれない特徴的な部分を深掘りする。
請求額から1%キャッシュバック
利用金額の1%を請求時にキャッシュバックする。(現金還元)
例えば、一ヶ月の利用金額が10,000円の場合。
キャッシュバック金額は
10,000円(利用金額)×1%=100円(キャッシュバック金額)
この100円が請求時に引かれるということ。
つまり、10,000円利用時の請求金額は9,900円となる。
注意点は1回のご利用金額が99円以下の場合や電子マネーチャージ、金券類、税金、生損保等の各種保険料、キャッシングご利用分はキャッシュバック対象外となる。また、ご利用加盟店によっては請求月が翌々月となる場合がある。
年会費は実質無料になる
初年度は無料。
2年目以降3,300円だが、年1件以上のカードショッピングの利用があれば次年度が無料になる。
基本的に年1回以上は使用するので、実質無料と考えて良い。
さんさんクラブ優待特典が受けれる
(引用:さんさんクラブ)
さんさんクラブの協賛店で提示すると、様々な割引や優待を受けることができる。ほとんどが山陰のお店なので、生活圏が山陰だと大きく恩恵を受けれる。割引優待の内容は、ドリンクサービスや、飲食代金100円割引など様々。詳細はこちらから。
空港ラウンジサービス
出雲や米子、羽田空港など国内主要空港内のラウンジを無料で利用できる。もちろん、そこでソフトドリンクや新聞・雑誌の閲覧などのサービスを利用できる。
このラウンジサービスは他社のゴールドカードによく付帯するサービスだ。しかし、他社のゴールドカードは、基本的に年会費が10,000円かかることが多い。だから、ラウンジサービス付帯のゴールドカードが年会費無料には驚くところ。このクレカを作るさいに設計ミスをしたんじゃいかなと思うくらい大盤振る舞いに感じる。
その③:メリット
一番のメリットはポイントの有効期限などを気にする必要がない点。
さんさんクラブゴールドカードは自動的に1%キャッシュバックする方式を利用している。
だから他のクレジットカードのように、ポイントの有効期限を気にしなくてよくなる。
他のクレジットカードの場合、意外とポイントが溜まっていることを忘れて、有効期限切れからのポイント失効がよくある話。そのリスクがなく、また気にせず使い続けれる。
そして還元の恩恵を毎月感じれる。それが、このカードを説明する上での一番のメリット。
その④:デメリット
大きいデメリットはこの二つ。
Apple PayやGoogleペイに非対応
簡単にいうと、スマホのお財布ケータイ機能。
リーダーにかざして精算する点は電子マネーカードと似ていて、スマホをリーダーにかざすだけで決済できるもの。
いちいちクレジットカードを出さなくても、スマホのみで決済できる。それに非対応ということ。
スマホが主戦場の若者にとっては寂しい。
利用明細書の郵送は有料
カード入会6ヶ月以降は、利用明細書一通100円(税抜き)かかる。
WEB上の利用明細確認は無料なので、WEB閲覧を進める。WEB確認はこちら(SC-Webサービス)より。
その⑤:申込の流れ
申込の流れが次の通り。
- 専用フォームで必要項目を入力送信
- 自宅に入会申込書が郵送される
- 入会申込書に必要事項を記載し返送する
- カードが自宅に郵送される
このようにWEBで専用フォームを入力しても、結局は紙での申込になる。
これにはやりとりが往復するし、不便に感じてしまうのが正直なところ。
申込の具体的な流れはこちらより。
その⑥:さんさんクラブゴールドカードを持つべき人
さんさんクラブゴールドカードの一番の特徴は「1%キャッシュバック」である。他社カードにはない一番の特徴だ。
ポイ活特有のポイント有効期限の管理をしなくていいのが強み。
やはり、その強みを発揮される人は、自分でポイント管理できない人だ。
ネット上で有効期限を気にしながら生活するのは面倒。そもそもネットでクレジットカードが管理できない。
そんな人でも、勝手に1%還元の恩恵が漏れなく受けれるのは大きい。
持つべき人とまとめると。
- ポイント管理が面倒な人
- インターネットリテラシーが低い
その⑦:さんさんクラブゴールドカードを持つべきでない人
逆に持つべきでない人について深掘りすると。
いろいろなインターネットサービスやポイ活をする人については、1%以上の還元や付加価値を得られるクレジットカードは他にもたくさんある。
Apple PayやGoogleペイのスマホのお財布ケータイ機能がないのも大きい。なので、ネットリテラシーが高い人については、わざわざ持つ必要がないように感じる。
また、さんさんクラブの協賛店で提示すると、様々な割引や優待を受けることができる、さんさんクラブ優待特典という機能がある。しかし、協賛店は山陰地方にあり、山陰に在住してないと、なかなか恩恵が受けにくいという点がある。
持つべきでない人をまとめると。
- ネットリテラシーが高い人
- ポイ活を普段からする人
- 山陰在住でない人
その⑧:まとめ
さんさんクラブゴールドカードは実質年会費無料なのに、常時1%キャッシュバック、空港ラウンジサービス、ETCがついているユーザーに付加価値モリモリのサービスとなっている。
正直、山陰地方に根ざしているクレジットカードの中では、頭一つ飛び抜けている感じがする。
しかし、申込方法が郵送であったり、お財布ケータイ非対応であったり抜け目はある。そこの管理費がかからない部分は、費用をユーザーに還元している姿勢が見受けられる。
そのユーザーファーストはすごく嬉しいとこ。
ただ、その恩恵を一番受けれるのは、持つべき人でも記載した下記の特徴の人。
- ポイント管理が面倒な人
- インターネットリテラシーが低い
だから、これに当てはまる人は、積極的に保有の検討をすべき。
逆に、ポイント管理ができるという人は、さんさんクラブゴールドカードを選ぶのでなく、1%以上の還元が見込まれる他社のクレジットカードを選ぶのはおすすめ。
ちなみに楽天経済圏の俺は、あいかわらず楽天カードを使用している。