ドラム式洗濯機を導入して1年が経とうとしている。
俺も、最初は高額なため「洗濯機能のみの安い洗濯機でいいじゃん」とドラム式を舐めていた人間。
そんな俺が、いざ奮発してドラム式洗濯機を購入してみると、「もう普通の洗濯機に戻れない」と思うくらい便利。
俺が住んでいる山陰地方は降水量が多く、また冬場は気温が低い。
洗濯するのに、いちいち気象条件を気にしていたが、その必要も無くなった。
そこで、今回はドラム式洗濯機のメリット・デメリットについて深堀したい。
①ドラム式洗濯機とは
洗濯物の出し入れ口が斜め上や横にあり、洗濯槽の回転軸が斜めまたは横になっているのがドラム型洗濯機。
運転時にはドラムの回転で衣類を持ち上げて落とすたたき洗いが主流。
そして、ドラム式洗濯機は乾燥機能が優秀ってのが醍醐味。
②ドラム式のメリット
そのドラム式洗濯機のメリットは4つ。
1、乾燥機能が優秀
乾燥機能が優秀というのがドラム式の最大のメリット。
もちろん、縦型にも乾燥機能があるが、性能差が大きい。
その性能差はとは、下記の通り。
- ドラム式の方が乾燥速度が早い
- 仕上がりふんわり
この差だけでドラム式を選ぶ理由の圧倒的な理由。
2、電気代が安い
縦型よりも洗濯・乾燥が早く終わるから、当然電気代も安くなる。
洗濯時は縦型より3分の2くらい。(引用:Panasonic)
乾燥機は縦型の3分の1くらい。
3、水量が少なくて済む
同サイズランクの縦型洗濯機に比べ水が少なく済む。
縦型の方が、1.5倍の水量が多いと言われている。
節水してくれるから地球にもお財布にも優しい。
4、洗濯物に傷がつきにくい
ドラム式は洗濯物同士の摩擦が少ないため、傷つきにくい。
オシャレ着などに嬉しい。
③ドラム式のデメリット
逆にドラム式洗濯機のデメリットは3つ。
1、縦型よりも高額
ドラム式の一番のデメリットと言われる部分。
基本的に、20万円を超えてくることが多い。
2、乾燥フィルターの清掃が必須
乾燥機能を使った後は必ず乾燥フィルターの清掃が必要になる。
慣れてしまえば、ルーティンと化して、苦には感じない。しかし、慣れるまでは毎回の清掃が面倒に感じる人が多いかも。
3、設置にスペースが必要
ドラム式洗濯機は、縦型に比べて設置面積が大きい、
加えて、洗濯槽の蓋が手前に開くため、その分のスペースも確保しておく必要ある。
それゆえに縦型よりも設置スペースが必要。
④ドラム式は年間90時間を生成してくれる
ドラム式洗濯機の乾燥機能で、「毎日洗濯物を干して、そして取り込むこと」をする人なら「年間90時間」の時短ができる。
例えば、
毎日洗濯する人が、1回につき洗濯物を干すのに15分かかるとして、1年間考える。
ドラム式は15分間の洗濯物を干す必要がなくなる。
15分(0.25時間)×365日=91.25時間
となる。
ドラム式のこの時間の生成術が醍醐味の一つともいれる。
⑤ドラム式の乾燥機の種類
ドラム式洗濯機の乾燥機の方式は大きく2つある。
1、ヒートポンプ式
ヒートポンプ式とは、濡れた衣類から生じる湿った空気を吸い上げて、電気の力で暖かい空気と冷たい空気に分けて、除湿し、カラッと乾いた温風を戻して衣類を乾かす方式のこと。
そのヒートポンプの特徴は下記の3つ。
- ヒーター式より電気代が安い
- 低温乾燥にのため、洗濯物がふっくらする
- 洗濯機が値段がさらに高くなる
- 洗濯機が本体が大きく置き場に困ることも
と、一言でいうと、「値段が高いが乾燥が優秀」なのがヒートポンプ。
2、ヒーター式
ヒーター式とは熱風で乾燥させる方式のこと。
その特徴は下記となる。
- ヒートポンプ式のドラム式洗濯機より安い
- ドラム式より小さく置き場に選択肢が増える
- ヒートポンプ式より電気代が高い
- 高温乾燥のため衣類が傷みやすい
と、ヒーター式を一言でいうと、「簡易乾燥だが安い」というのがヒーター式。
3、選ぶならヒートポンプ式
選ぶなら、ヒートポンプ式一択。
もちろん、値段が高いというのがデメリットとなる。
だが、それ以上に乾燥機能のメリットが大きい。
また、洗濯機の乾燥機能の主流は今後ヒートポンプ式が主流になってくる。
わざわざ乾燥機能が劣るヒーター式を選ぶ必要もない。
⑥俺が購入したドラム式洗濯機
(出典:Panasonicj)
俺が実際に購入したドラム式洗濯機はパナソニックの「ななめドラム洗濯乾燥機 NA-LX129AL/R」という商品前のモデル。
1、NA-LX129AL/Rのスペック
メーカー | Panasonic(パナソニック) |
洗濯・脱水容量 |
12kg |
乾燥容量 |
6kg |
目安時間(約) |
定格洗濯時32分 定格洗濯乾燥時(標準乾燥モード)98分 定格洗濯乾燥時(省エネ乾燥モード)165分 |
本体寸法(幅×高さ×奥行) |
604×1011×722mm 本体質量(約) 82kg |
乾燥方式 |
ヒートポンプ |
2、特別な機能
特別な機能は下記の通り。
- 洗剤の自動投入
- スマホで外出先から操作できる
- 乾燥はやふわのヒートポンプ方式
- ナノイーで除菌と花粉予防
- タッチパネルの操作
と、ざっくりこんな感じ。
3、洗剤の自動投入機能
俺が、この商品の気に入っている機能が、「洗剤の自動投入機能」だ。
全てのドラム式洗濯機についている機能ではないが、これがあれば、洗剤を投入するという手間がなくなる。
俺はこれを30万近い値段で購入した。
このような、特別な機能が多いほど、値段が高くなる。つまりトレードオフの関係。
⑦実際に購入して感じたこと
そして、おれがパナソニックのヒートポンプ式のドラムを買って感じたことは以下の通り。
1、(良かった点)ドラム式の乾燥機能は最高
乾燥まで完結してくれるのは、やっぱり最高。
いままでは、天気予報を気にしながら、洗濯後にハンガーにかけて干して、取り込むという作業に多くの時間を費やしてきた。
今後は、その時間を他の時間に回せる。まさに時間生成術。
1日の時間にゆとりがでたことが、一番のメリット。
2、(よかった点)天気を気にしなくていい
洗濯物を外で干すため、いちいちその日の天気を気にしていたが、その必要が無くなった。
3、(悪かった点)乾燥フィルターの掃除は面倒
乾燥機能を使った後は、必ずフィルター清掃が必要。
なれるまでは、この掃除が手間。
ただ、ルーティンと化せば、苦にはならない。
4、(悪かった点)洗濯物の量が多いと乾きにくい
洗濯物の量が多すぎると乾燥機だけでは、乾ききらないことも。
洗濯機の中をパンパンにしすぎないようにしたい。
5、結論、導入してよかった
高額というのと、毎回乾燥フィルター掃除が必要などと、デメリットはあるが、それ以上に、乾燥機能による、洗濯干しがなくなったことへの恩恵と時間生成が最高。
それらが理由で、本当に導入してよかった。
そして、多くの人にドラム式洗濯機をいち早く導入してほしいと思った。
洗濯物を干すし、そして取り込む時間は、決して生産性のある時間とは言えない。
だから、なるべくその時間を削りたい。
ドラム式を導入すれば、その生産性低い時間を削れる。
⑧まとめ
今回はドラム式洗濯機のメリット・デメリットについて深堀した。
ドラム式のメリットは、「乾燥機能が優秀」「水量が少なくて済む」「洗濯物が傷つきにくい」「電気代が安い」の4つ。
反対にデメリットは「縦型洗濯機より高額」「乾燥フィルターの清掃が必要」の2つ。
そして、俺が実際にドラム式洗濯機を使用してみて感じることは「乾燥機能が最高」という点。
この乾燥機能のおかげで、生産性の低い洗濯物を干す時間を減らせる。
この理由だけでもドラム式を買う理由になってしまうほど、ドラム式洗濯機は最高。
高額ではあるが、時間の生成という観点で必ず値段以上の価値を回収できる神器。
多くの人にいち早く導入してほしい家電。