2021年6月8日の山陰中央新報に「邑南町公式アプリのリリース」について掲載された。ミーハーな俺は早速スマホにインストールし、使用してみた。
ちなみに、俺自身邑南町とは、生まれも育ちもことなることどころか、接点がほぼない。今回は、そんな縁も所縁もないこの俺が、このスマホアプリを試した感想と、自治体アプリとはについて述べる。
①自治体アプリとは
そもそも「自治体アプリ」とは、ざっくりというと地方自治体で運営されるアプリのこと。
用途は様々だが、各自治体の持つ昨日をアプリに掲載し、運営の効率化が目的となっている。例えば、自治体は提供するサービスなどが多岐にわたり、情報を住民に発信することが求められる。
その情報発信をアプリ上で行えるようになったのが、自治体アプリ。
②自治体アプリを導入すべき理由
次に地方自治体が自治体アプリを導入すべき理由についてみていく。
理由1:スマホの普及
スマホの普及し、スマホ向けの情報送受信が主流になっている理由が挙げられる。
(引用:総務省|令和2年版 情報通信白書|情報通信機器の保有状況)
2019年における世帯の情報通信機器の保有状況では、「モバイル端末全体」(96.1%)の内数である「スマートフォン」は83.4%。「パソコン」は69.1%、「固定電話」は69.0%となっている。
(引用:総務省|令和2年版 情報通信白書|情報通信機器の保有状況)
また、2019年における個人のモバイル端末の保有状況を見ると、「スマートフォン」の保有者の割合が67.6%となっており、「携帯電話・PHS」(24.1%)よりも43.5ポイント高くなる。
このようにスマホを利用して、多くの人がインターネットにアクセスできる環境になってきた。それと同時に、スマホ普及率も増加しており、情報発信もスマホ向けにシフトしてきている。
つまり言えば、スマホを情報送受信にスマホを利用しない手はないということ。
理由2:紙媒体より早く情報発信受信できる
アプリで情報発信を行うことにより、迅速に情報発信、受信ができる。
紙媒体だと、情報が届くまでに時間がかかり、リアルタイム性が失われてしまう。特に、災害時や緊急事態時には、素早く住民に届くことが求められる。
そういった背景から、アプリは迅速さという部分で優位性を取れている。
理由3:情報の取りこぼしの排除
情報の取りこぼしの排除ができるという点がある。
アプリに情報を集約することで、ワンストップ的要素をつくれる。ワンストップであれば、そこで様々な情報受信やサービスを受けれる。
まとまるので、住民の情報の取りこぼしの抑制につながる。
理由4:コスト削減
人口規模等にもよるが、基本的にコスト削減がきたいできる。
各家庭に文書を郵送するとなると、その数に応じたコストがかかってくるもの。
しかし、アプリであれば、そこの費用のみになる。人が増えれば増えるほど、情報伝達コストの差がでてくるということ。
以上4点が導入すべき大きい理由となってくる。
③俺が自治体アプリに入れたい機能
俺の独断と偏見だけで、自治体アプリに入れたい機能を考察する。
交通情報、観光地図の確認
市営のバスの運行表や観光地図があるとうれしい。
外からの観光客にも便利なものとなる。また、大手乗り換えサイトにない情報や緊急ダイアルなども確認できるのが嬉しい。
緊急時の情報発信機能
緊急災害などの際に、迅速に住民に正確な情報を伝えなければならない。
速攻性が求められる状況には打って付けのアプリ。住民の命を守るためにも、マストだと思う。
また、避難場所情報や避難経路を発信することで、正確で迅速な避難が可能に。
自治体管理施設の予約
自治体が運営する施設の予約ができたらうれしい。
まだ電話での予約のみというとこも多いため。電子媒体での申請があると嬉しい。
④邑南町公式アプリについて
(引用:邑南町ホームページ)
そして、みなさんお待ちかねの邑南町公式アプリについて深掘りする。
簡単に言うと内容はこんな感じ。
火災情報やゴミの収集カレンダー、お悔やみを初め、最新のイベント情報、地元ケーブルテレビや防災無線とも連携している。
コロナ接種についての情報から、議会の日程なども、邑南町ホームページよりも生活に密着した情報が得られるとのこと。
⑤邑南町公式アプリの所感
俺が実際に邑南町公式アプリを使ってみて感じたことは次の通り。
よかった点
ホームページより情報取得しやすい
自分が取得したい町の情報が、町のホームページに比べ、アプリの方がはるかに取得しやすい。ホームページだと、町のホームページにアクセスして、多すぎる情報の中から精査して情報にたどりつかなければならない。しかし邑南町公式アプリはアプリということもあって、情報を感覚で取得できるため、容易に欲しい情報を取得できる。
おくやみメニュー
おくやみのダイレクトメニューがある。田舎は「おくやみチェックから朝が始まるという言葉あるくらい、田舎はそれを大事にしている。今までのおくやみ情報というと、翌朝の新聞の小さい文字をチェックするか、ケーブルテレビをつけて、リモコンそうさでおくやみ情報を取得するのがベターだった。しかし、邑南町公式アプリがそれをおくやみ情報の取得スピード、しやすさを淘汰するほど楽になった。田舎のおくやみの取得方法を覆すかもしれない。
道路カメラ
冬場は出勤、通学前の道路の積雪量が気になるもの。アプリから道路カメラを確認でき、冬の朝を安心させてくれる。これも同様に、アプリで最速チェックを行えるのが大きい。朝はみな忙しい。朝のタスクはなるべく早く終わらせたい。だから便利に。
悪い点、改善してほしいところ
逆に俺が足りないと感じた部分。追加して欲しいと感じた点は次の通り。
バスの運行表が欲しい
バスの運行表が欲しい。地元民はバスの時間を覚えてると思うが、あると便利。
質問箱が欲しい
自治体に対する質問箱的なもの。いちいち電話をかけて聞く時代も終わりかけている。急ぎでない問い合わせは電子で行いたいところ。
⑥まとめ
邑南町公式アプリについてまとめと、ホームページよりも、自分が欲しい情報を迅速に簡単に取得が可能になった。
邑南町公式アプリを使ってみて、大きく思ったことは、「やっぱり便利」「そして情報取得が早い」ということ。
あると情報取得が簡単にそして早くできるのが自治体アプリの魅力。
自治体の住民はインストールして、まずはそれを実感して欲しい。
邑南町公式アプリのインストールは下記より。
⑦山陰地方の他市町村の自治体アプリ
山陰地方の他市町村の公式アプリがこんな感じ。
公式から、観光特化や防災限定のアプリまで多種。
今回は詳しくは紹介しないが、他市町村アプリも魅力がいっぱい。
ぜひ興味がある方は、実際にググり、インストールして欲しい。