(出典:PayPayカード)
令和3年12月1日(水)より、新しくPayPayカードの申し込みが開始された。
PayPayかつヤフー経済圏のブランドは、サービス名称が統一されると噂されていたが、ここにきて急に、従来のヤフーカードから、PayPayカードへと新しくなることとなった。
そもそも、ヤフーカードはYahooジャパンが発行するカードで、ソフトバンクヤフー経済圏の代表とされるクレジットカードでもあり、キャッシュレス決済のPayPayにチャージができる唯一のクレジットカードで有名だった。
それが、そのまま新しいカードとして生まれ変わることになった。いよいよ、PayPayブランドへの統一化が本格的に始まる予感がする。
そこで、今回はペイペイカードについて深堀していく。
①PayPayカードの基本スペック
PayPayカードの基本スペックは以下の通り。
国際ブランド | VISA、マスターカード、JCB |
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1%(PayPayボーナス) |
ETCカード | なし |
家族カード | なし |
Apple Pay | なし |
旅行保険 | なし |
特典・特徴 |
|
と、スペックはこんな感じ。まだ未対応のサービスが多く、発展途上の感じする。
②特典・特徴の詳細
では、実際にスペック紹介で説明しきれない特徴的な部分を深掘りする。
1、新規入会と3回の利用で7,000ポイント特典
新規入会とPayPayカードの3回の利用で7,000円相当のPayPayボーナスがもらえる。
その詳細は下記の通り。
- PayPayカード入会特典(2000円相当のPayPayボーナス)
- PayPayカードを3回利用する(5000円相当のPayPayボーナス)
本キャンペーンは予告なく期間や内容を変更する場合があるから注意が必要とのこと。
また、3回の利用については、カード申込月から2ヶ月以内の利用が必要。発行から早めに使用することを心かけたい。
2、PayPay残高にチャージ可能
(出典:PayPay)
PayPay残高にチャージが可能な唯一のクレジットカード。
注意点として、PayPay残高へのチャージ時のクレカ支払いはポイント対象外になる。
3、Yahoo!ショッピング、LOHACOでの買い物特典
Yahoo!ショッピング、LOHACOでの買い物が、PayPayカードでの支払いボーナスポイントがついてくる。
4、バーチャル、プラスチックの2種類ある
バーチャルカードは、インターネットショッピングサイトなどで通常のクレジットカード同様に利用できる実態のないカード。
カード番号、有効期限、セキュリティコードはスマホの会員メニュー上で確認できる。 カード番号の表示にはSMS認証が必要となっており、安心して利用できる。
プラスチックカードは街のお店(クレジット加盟店)で利用できるお馴染みの物理的なカード。
カードにはクレジットカード番号やセキュリティコードの表記がなく、利用時に必要以上の情報を提示することなく、安心して利用できる。 噂のナンバーレスカード。申し込みから約1週間で郵送にて届く。
店舗でのクレジットカードを利用することを見越してプラスチックの物理カードを選択する方がおすすめ。
5、利用につき1パーセント還元
利用額に対して、1%のPayPayボーナスが付与される。
つまり、PayPayカードは基本還元率1%のクレジットカードということ。
1%還元が一部対象外の決済があるから注意が必要。
【1%還元対象外の決済】
- PayPay決済
- PayPayチャージ
- nanacoクレジットチャージ
③メリット
PayPayカードのメリットは下記の通り。
1、ヤフーショッピングなら3%ポイント還元
ヤフーショッピングなら3%還元になる。また、ヤフーショッピングの独自のポイントアッププログラムで、それ以上のポイント還元を実現できる。
世に言うソフトバンク・Yahoo・PayPay経済圏にどっぷり浸かれることになる。
2、PayPay払いできない店舗でもPayPayボーナスが貯まる
キャッシュレス決済のPayPayアプリでの支払いに対応していない店舗での支払いでも、クレジットカード払いに対応していればPayPayカードでの支払いをすることにより、その利用額の1%がPayPayボーナスが付与される。
つまり、あらゆる支払いでPayPayボーナスを貯めることができる。
④デメリット
逆に、デメリットは下記の通り。
1、ETC発行できない
現在はETCカードを申し込めない。
先駆のヤフーカードが発行してたから、今後発行してくれる可能性が高い。
2、家族カードがない
家族カードは現在発行してない。ただ、今後発行の可能性あり。
3、Apple Payに対応してない
Apple payに対応してない。
ただ、ヤフーカードがApple Payに対応してたから、時間が経てば対応してくれるだろう。
4、国内、海外旅行の保険が付帯していない
旅行保険は国内も海外も付帯していない。
そのためペイペイカードで旅行代金を支払ったとしても、トラブルに巻き込まれた際の補償は一切ないということ。
また、ヤフーカードも対応してなかったから、今後も付帯する可能性は低いとみる。
⑤PayPayカードがおすすめな人、おすすめできない人
おすすめな人とおすすめできない人を深掘りする。
1、おすすめな人
ここまでで、メリットとデメリットを挙げたが、総じてPayPayカードがおすすめな人は下記の通り。
- PayPayでクレジットチャージがしたい人
- ヤフー、PayPay系のサービスを利用するひと
PayPayカードを使えば使うほどPayPayボーナスで還元されるから、とにかくPayPayまわりのサービスを多用する人はおすすめ。
2、おすすめできない人
逆におすすめできない人は下記の通り。
- 旅行保険が欲しい人
- 他のアマゾン、楽天のようなヤフーショッピング以外のECサイトを使用する人
旅行保険については、ヤフーカードにも対応してなかったから、今後対応してくれる可能性は低い。だから、旅行保険目当ては厳しい。
また、アマゾン、楽天のECサイトを使用する人は、そこでより還元率が高いAmazon Mastercardや楽天カードを使うのがお得。わざわざPayPayカードを選択する必要はない。
⑥すでにヤフーカードを持っている人
ヤフーカードを持っている人は、2022年以降に自動的にPayPayカードに切り替えられる。
だから、ヤフーカードを持っている人は、新規にPayPayカードを申し込みができない。
また、ヤフーカード退会済みの人でPayPayカードの申し込みはできるが、7000ポイントもらえる新規入会特典は対象外となる。
⑦まとめ
PayPayカードは、年会費無料のポイント還元率が1%のクレジットカード。使えば使うほど、PayPayボーナスが貯まる。
また、キャッシュレス決済PayPayの残高に唯一チャージができるクレジットカードで、ヤフーショッピングなどでもポイント還元率が上がったりする。
だから、PayPay、ヤフー系のサービスを多用する人におすすめ。
一方、ETCカードやApple Payに未対応だったりとまだサービスに欠けてる部分もある。ただ、先駆のヤフーカードが対応してた分、今後対応する可能性が高い。
また今後、PayPay証券でのPayPayカードによるクレジット払いによるポイント還元などのPayPay系のサービスがより充実するという噂もある。
年会費も無料ということもあり、ひとまず作ってサービスの充実してくるのを待つのも一つの手。