自治体マイナポイントを安来市が山陰地方で一番目に取り組みを始めた。
自治体マイナポイントとは、簡単に言うと、マイナンバーカードで申請すると、各社のキャッシュレスサービスのポイントがもらえる仕組み。
ちなみに、現在多方面で周知されている、マイナンバーカードの申請で20,000ポイントもらえるマイナポイント第2弾とは別にポイントがもらえるのが、自治体マイナポイント。
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参考【マイナンバーカードを取得】マイナポイント第2段【概要解説】
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そして、令和4年12月現在、自治体マイナポイントは、最近ではじめた事業で、全国でも取り組んでいる自治体は20に満たない感じの珍しい取り組み。実施している自治体一覧はこちらより。
そこで、今回は安来市が山陰の中でいち早くが取り組んだ自治体マイナポイントについて深堀する。
①自体マイナポイントとは
(出典:マイナポイント)
そもそも自治体マイナポイントとは、マイナンバーカードを使って申請を行い、地方自治体の様々な取組みを通じて、キャッシュレス決済サービスで利用できるポイントがもらえる仕組み。
そして名前の通りマイナポイントはマイナンバーカードが必須。だから、ない人は事前にマイナンバーカードを取得しておきたい。
②安来市の自治体マイナポイントの詳細
(出典:やすぎマイナポイント付与事業)
安来市の自治体マイナポイントの詳細は下記の通り。
1、安来市の自治体マイナポイントの内容
マイナンバーカードを持っている安来市民の人が、マイナポイントの申込をした際に1人あたり5,000ポイント付与されるというもの。
つまり、マイナポイントをもらえる条件は下記の3つを満たす人
- 安来市に住民票がある人
- マイナンバーカードを持っている人
- 期間中(2022年12月1日~2023年2月28日)に申請した人
2、ポイント付与される対象決済サービス
ゆめか、d払い、au PAY、楽天Edyの4つ。
PayPayがないのが惜しいとこ。
d払い、au PAYを利用していない人は、ゆめか、楽天Edyのプリペイドカードを確保したい。
3、申込方法
申込方法は、マイナポイントアプリから申請するだけ簡単。
詳細はこちらより。
市役所窓口でもサポートしているから、わからない人は役所に問い合わせできる。
③自治体マイナポイントのメリット
ここまでで、自治体マイナポイントについて説明してきたが、普通のクーポンやポイント付与とのメリットの差について深堀する。
1、マイナンバーカード普及に繋がる
自治体マイナポイントを受け取るにはマイナンバーカードが必須だから、マイナンバーカード普及を加速させる。
2、キャッシュレス決済の普及
自治体マイナポイントは、大手キャッシュレス決済のポイントで付与される。
もちろん、付与されたポイント利用はキャッシュレスとなるため、利用者側そして店舗側もキャッシュレス化が加速する。
3、非接触でポイント付与できる
ポイント付与は、利用者が個人のスマホから申請するだけ。人と人との接触をせずにポイント付与できる。
4、紙のクーポン券より管理費抑制できる場合がある
紙のクーポン事業だと、紙の郵送料や換金料など役所側に様々な事務費用が増加する傾向にある。
しかし、自治体マイナポイントは、利用者がスマホで申請して取得するだけ。だから、母数が多い自治体とかは特に、管理費用に抑制に繋がる。
④自治体マイナポイントの注意事項
そして、自治体マイナポイントの注意事項は下記の通り。
1、マイナンバーカードは必須
自治体マイナポイントはその名の通り、マイナンバーカードは必須。だから、必ず取得したい。
2、指定されたキャッシュレスポイントのみ
指定されたキャッシュレスポイントのみ付与可能。しかも、自治体によってキャッシュレス決済のどのポイントで受け取れるか異なる。
自身が使用しているポイントかを確認しておきたい。
3、該当自治体の住民のみ申請可能
自治体マイナポイントは該当自治体の住民のみ申請可能。
そして、マイナンバーカードの住民情報で判断しているため、住民票を移さずに住んでいた場合は該当者に当てはまらないため事前に確認しておきたい。
⑤自治体マイナポイント先進の姫路市の取り組み
(出典:ひめじポイント)
姫路市は令和4年12月現在、様々な自治体マイナポイント事業しいてる。
その内容は下記の通り。
- ハッピーバーステーポイント(令和4年4月2日以降に生まれ、出生届出と同時に姫路市に住民登録し、その後転出していない新生児に対して、5,000ポイント。)
- 多子世帯への出産祝いポイント(令和4年4月2日以降に生まれた新生児の出生時に、その新生児を含み実際に養育している満19歳未満の子が3人以上いる世帯の保護者に対して、5,000ポイント。)
- 婚活サポートポイント(「ひょうご出会いサポートセンター」への会員登録を行う、又は「ひょうご出会いサポートセンター」や民間事業者が企画・開催する婚活イベントに参加した人に対して、女性は3,000男性2,000ポイント。)
- 国保特定保健指導ポイント(和3年11月1日から令和4年10月31日までに姫路市国民健康保険の特定保健指導を終了した人に対して、動機付け支援は500ポイント、積極的支援は1,500ポイント。)
- 糖尿病予防歯科検診ポイント(令和4年1月18日以降に糖尿病重症化予防歯科検診の対象となり、検診を受診した人に対して、1,000ポイント。)
- 栄養食事指導ポイント(令和4年1月18日以降に透析ハイリスク者予防事業における栄養食事指導の対象となり、栄養指導を受けた人に対して1,000ポイント。)
- 禁煙チャレンジポイント(令和4年1月18日以降に禁煙外来を受診し、禁煙にチャレンジする参加者は1,000ポイント、さらに成功者は1,000ポイント。)
- 介護支援ボランティアポイント(令和4年1月から12月に介護支援ボランティア活動をし、マイナンバーカードによるポイント付与を希望する人に対して上限5,500ポイント。)
と、完全に自治体マイナポイントに振り切っている。
こうなれば、住民に対してのクーポン事業の管理費が抑制されるし、マイナンバーカードの普及も加速するはず。だから、姫路市は今後もクーポン事業は自治体マイナポイントで取り組む気しかしない。
そして、安来市も同様にクーポン事業は、自治体マイナポイントで展開していくんじゃないかと、勝手に妄想している。
⑥まとめ
今回は安来市が山陰の中でいち早くが取り組んだ自治体マイナポイントについて深堀した。
自治体マイナポイントとは、マイナンバーカードを使って申請を行い、地方自治体の様々な取組みを通じて、キャッシュレス決済サービスで利用できるポイントがもらえる仕組み。
そして、安来市が導入した自治体マイナポイントは、マイナンバーカードを使って申請するだけで、5,000ポイント付与されるというもの。申請がすごく簡単だから、該当者は漏れなく期間中に申請したい。
そして、クーポン事業は今後は、自治体マイナポイント事業を展開していく市町村が増えると勝手に妄想している。だから、マイナンバーカードと自治体マイナポイントの申請方法の理解を高めておくことが重要になると思う。